日傘の色

日傘の色~白と黒のちがいと素材の効果

  1. 日光をより遮るのは白?黒?
  2. 紫外線も「色」も電磁波のひとつ
  3. 【反射】の白、【吸収】の黒
  4. 照り返し対策には、白より黒!
  5. 比較:白の日傘と黒の日傘の特徴
  6. 日傘は素材も大切
  7. まとめ:外側は遮光性重視。内側は黒がおすすめ

日光をより遮るのは白?黒?

日傘は夏の必需品。
有害な紫外線から大切なお肌を守るだけでなく、熱中症対策にも効果的です。

最近は日差しが強すぎることもあり、春先から日傘を見かけるようになりました。

日傘の色で人気があるのは白と黒です。みなさんも日傘を買うときは、白系にするか黒系にするかで迷うことが多いと思います。

ここでは色彩学の観点から、白と黒、どちらの色が日傘に適しているのかを紹介します。

紫外線も「色」も電磁波のひとつ

日傘は紫外線をカットしていると思われがちですが、実は紫外線をふくむ太陽光をカットしています。太陽光は「ガンマ線~電波線」の電磁波を含みますが、その中で地上まで届くものは可視光線と紫外線と赤外線です。

可視光の波長

【可視光線】380~750nm
人の目で知覚できる範囲の電磁波。この範囲の電磁波が目に入ることにより色だと感じる。

【紫外線(UV)】380nm以下
可視光線の紫よりも波長の短い電磁波。日焼けや皮膚がんの原因となったり、カーテンや衣類の色素を破壊するなど、化学的な影響が強い。UVは「ultra violet」の略。

【赤外線】750nm以上
可視光線の赤よりも波長の長い電磁波。熱効果が高い。

太陽光には熱効果が高い「赤外線」が含まれているから熱いのです。なので、日傘を使って効果的に赤外線を防ぐことができれば、日傘の下で涼しい夏をすごすことができます。

【反射】の白、【吸収】の黒

白は光を「反射」するから白く見えます。
黒は光を「吸収」するから黒く見えます。

光とは電磁波なので、「白=反射、黒=吸収」という性質の違いは紫外線にもあてはまります。つまり同じ日傘でも、白の日傘と黒の日傘では紫外線のカットの仕組みがまったく違います。

白の日傘は光を反射することにより、紫外線をカットしています。しかしすべての紫外線を完全に反射できるわけではありません。日傘の繊維のすきまから入ってくる紫外線もあります。

黒の日傘は光を吸収することにより、紫外線をカットしています。もちろん、こちらもすべての紫外線を吸収できるわけではありませんが、白の日傘と比べるとカットしている割合は高いようです。

黒の日傘や衣服は紫外線だけでなく、赤外線も吸収しています。夏に黒い服を着ていると暑く感じませんか?これは黒い布が赤外線を吸収して熱をもつためです。

照り返し対策には、白より黒!

日傘は照り返しにも注意

日差しを考えるとき、地面からの照り返しも無視できません。紫外線は空からだけではなく下からも攻めてきます(ノ゚ο゚)ノ

気象庁のデータによると、地面からの照り返しは、アスファルトで10%、砂浜では最大25%にもなります。

日光の照り返し対策には、白の日傘よりも黒の日傘の方が適しています。

白の日傘だと、照り返された紫外線が傘の内側で反射し、パラボラアンテナのように顔の方に向かってきます。

それが黒の日傘なら照り返しされた紫外線も傘の内側で吸収できます。

余談ですが、照り返し対策としてはお肌に日焼け止めクリームがおすすめ。日焼け止めクリームには白の日傘のように紫外線を反射する物質と、黒の日傘のように紫外線を吸収する物質の両方がふくまれていて、ダブルでお肌を守ります。

比較:白の日傘と黒の日傘の特徴

白の日傘

・色の性質:光を反射して紫外線カット
・カット率:まあまあ
・照り返し:防げない
・暑さ:見た目が涼しい

黒の日傘

・色の性質:光を吸収して紫外線カット
・カット率:白よりいい
・照り返し:日傘の内側で紫外線を吸収することによりカット
・暑さ:赤外線吸収により熱くなる上に、見た目も暑苦しい

日傘は素材も大切

色の性質から考えた場合、白と黒では黒の方が日傘に向いています。しかし、黒い日傘は暑苦しいので使いたくない…という意見が多いのも事実。

最近では、白でも紫外線カット率の高い素材で作られた日傘もありますが、1万円くらいとちょっと高価です。

しかし、黒でも紫外線を完全にはカットできないという現実と、日傘を利用する本来の目的(日焼け防止&暑さ対策)を考えると、多少高くても日傘は素材の良いものをおすすめします。

最近では遮光性の高い素材を使った日傘がたくさんあります。紫外線を99%以上カットする上に、赤外線もカットするため、日傘の影にいるとととても涼しく感じます。

遮光日傘は銀色のものが多いですが、この場合大切なのは色ではなく素材です。


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まとめ:外側は遮光性重視。内側は黒がおすすめ

日傘の外側は遮光性の高い素材でしっかりと日差しを遮りましょう!

日傘の内側は光を吸収する黒を選ぶと、地面からの照り返しを吸収して、お顔や体に太陽光があたるのを防いでくれます。

私も子どもができてから、子どもたちの熱中症&日焼け対策に日傘を持ち歩くようになりました。

日傘があると体感温度が全然ちがいます。まるで、木陰とともに歩いているように涼しくなりました。

日傘もどんどん進化していて、遮光性の高い素材を使ったカラフルな色の日傘もでています。

今は日傘の色も自由に選べる時代。
自分らしい色の日傘を持って快適に夏を過ごしてくださいね!