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【色の三資格】色彩検定・カラーコーディネーター・パーソナルカラーの比較

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色の資格にもいろいろありますが有名なのは、色彩検定カラーコーディネーター検定、そして色彩技能パーソナルカラー検定の三つの資格検定です。

それぞれの資格の特徴を比較・紹介しますので、自分に合った資格検定をみつけましょう。

色彩検定とは

色彩検定の特徴

色彩検定(しきさいけんてい)とは、公益社団法人色彩検定協会が主催する色の検定試験です。

日本の色の資格の中では最も歴史が長く、知名度・信頼度も高い資格です。

色彩検定はもともと服飾業界から誕生した資格なので、以前は「ファッションやアパレル業界に強い資格」として紹介されることも多い資格でした。

しかし現在では、試験範囲や受験者層も幅広く、色彩にまつわる幅広い知識を認定する資格試験となっています。

また2018年12月からは、これまでの1級・2級・3級の他にUC級(色のユニバーサルデザイン)の資格試験も誕生し、色覚の多様性や高齢者の色の見え方など、時代に合わせて進化する資格試験です。

色彩検定の試験概要

【試験区分】
UC級・3級・2級・1級

【試験日程】
毎年6月と11月の年二回(1級は年一回)

【試験会場】
全国約400の会場(各県で実施されています)

【合格率(2018年データ)】
UC級:92.0%
3級:74.9%
2級:67.4%
1級:42.9%

【検定料(税込)】
UC級:6,000円
3級:7,000円
2級:10,000円
1級:15,000円

色彩検定【対策講座】

ヒューマンアカデミー
色彩検定3級・2級パックコース
資格のキャリカレ
カラーコーディネーター講座(W資格対応)

カラーコーディネーター検定とは

カラーコーディネーター検定の特徴

カラーコーディネーター検定とは、「東京商工会議所」が主催する資格検定です。

色彩検定と並んで知名度・信頼度の高い色の資格ですが、一般への普及率としては少し色彩検定に劣ります。

3級と2級の試験内容は色彩検定と重なる部分も多いのですが、カラーコーディネーター検定1級は「ファッション色彩・商品色彩・環境色彩」の3分野に分かれており、専門性の高い内容となっています。

商工会議所主催ということで、色彩検定よりも実践的な内容になっており、工業デザインに強い資格と言われます。

カラーコーディネーター検定の試験概要

【試験区分】
3級・2級・1級

【試験日程】
毎年6月と12月の年二回(1級は年一回)

【合格率(2018年データ)】
3級:58.5%
2級:35.1%
1級:37.1%

【検定料(税込)】
3級:5,340円
2級:7,480円
1級:9,620円

カラーコーディネーター検定【対策講座】

資格のキャリカレ
カラーコーディネーター講座(W資格対応)

色彩技能パーソナルカラー検定とは

色彩技能パーソナルカラー検定の特徴

色彩技能パーソナルカラー検定とは、「NPO日本パーソナルカラー協会」が主催する資格検定です。

パーソナルカラーとは、その人の肌や髪・瞳・頬・唇などに似合う色のことです。

そのためパーソナルカラー検定は、ファッションやアパレル、美容(メイク・ヘアメイク)分野に強い資格となっています。

パーソナルカラーは色の世界でも新しい分野なので資格検定もいくつかありますが、その中で色彩技能パーソナルカラー検定が最も有名な資格です。

色彩技能パーソナルカラー検定の試験概要

【試験区分】
モジュール1(初級:いわゆる3級)
モジュール2(中級:いわゆる2級)
モジュール3(上級:いわゆる1級)

【試験日程】
各級年二回

【合格率】
モジュール1:約70%
モジュール2:約50%
モジュール3:約80%

※モジュール3はモジュール1&2合格者しか受験できないため、合格率が上がっています。

【検定料】
3級:7,000円+税
2級:8,000円+税
1級:11,000円+税

色の資格と仕事・就職

色の資格は国家資格ではないため、資格を取ればすぐに仕事がみつかるわけではありません。

私自身も色彩検定1級の資格そのものが仕事に役に立ったという経験はほとんどありません。しかし、資格を取るための勉強で身につけた知識は、大いに仕事に役立っています。

色を基礎から学び、プロ級の知識まで身につけるために、資格検定はステップアップの目標になるでしょう。

以前、デザイン系の会社で採用面接をお手伝いしていたことがあります。

その時も履歴書に色彩検定やカラーコーディネーター検定の資格を書いている人に何度か出会いました。

色の資格については、3級や2級の資格はあまり評価の対象にならず、人柄やデザインスキルの方が重視されていたように思います。

ただ、1級を取っている人は、基本的な知識は持っている&学ぶ力もあるということがわかるので、未経験でも採用につながることがありました。

なので将来の仕事のために、色彩検定やカラーコーディネーター検定の資格を取得しようと考えている方は、迷わず1級をめざしましょう!

趣味で学ぶなら、色彩検定の3級が一番おもしろかったですよ^^

資格のために学んだ色彩の知識は必ず、人生の役に立ちます。

カテゴリー/色の資格

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