「色彩検定」と「カラーコーディネーター検定」の違い

カラーレッスン

色の資格で真っ先に思い浮かぶのは色彩検定カラーコーディネーター検定の二つです。

どちらも認知度・信頼度ともに高く、色をきちんと学んだり、自分の色の知識を証明するのにおすすめの資格です。

色彩検定とカラーコーディネーターは似ている部分も多くあり、どちらを受験するか迷う方も多い資格なので、両者の違いと特徴を比較してみましょう!

専門性の違い

色彩検定は色全般

色彩検定は服飾業界で誕生した資格のため、以前はファッションやアパレル業界に強い資格と言われていました。

しかし、テキストは何度か改定されており、今では色彩学の基礎から色彩調和、インテリア、ユニバーサルデザインなど、色にまつわる幅広い分野の知識を認定する資格となっています。

カラーコーディネーター検定は専門的

カラーコーディネーター検定も色全般を扱う資格ですが、色彩検定と比べると、工業デザインやプロダクト方面に強い資格となっています。

商工会議所主催ということもあり、色彩検定よりも論理的で実務的な内容となっています。

カラーコーディネーター検定の1級は3分野(ファッション色彩・商品色彩・環境色彩)に明確に分かれており、それぞれ別に受験する必要があります。その分、カラーコーディネーター検定の方が専門性が高いといえます。

カラーシステムの違い

色彩検定とカラーコーディネーター検定の最も大きな違いは、中心となるカラーシステムの違いです。

色彩検定のカラーシステムは「PCCS」

色彩検定では、「PCCS:Practical Color Co-ordinate System(日本色研配色体系)」というカラーシステムをメインで扱います。

色の本やネットでもよく見かけるカラーシステムです。

カラーコーディネーター検定のカラーシステムは「CCIC」

カラーコーディネーター検定では「CCIC:The Chamber of Commerce & Industry Color Coordination Chart(商工会議所カラーコーディネーションチャート)」とうカラーシステムを使います。

CCICは商工会議所が開発した独自のカラーシステムで、あまり馴染みがないかもしれません。

PCCSもCCICも日本生まれのカラーシステムですが、色の表現の仕方が全く違うので注意しましょう。

難易度の比較

色彩検定の合格率は概ね
・3級:75%
・2級:65%
・1級:30%
となっています。

カラーコーディネーター検定の合格率は概ね
・3級:60%
・2級:40%
・1級:25%
となっています。

カラーコーディネーター検定の方が少しだけ難易度が高いといえます。

試験内容を見ても色彩検定の方が受験しやすく、特に色彩検定3級は色の世界の入り口としておすすめの資格です。

しかし、色彩検定は1級2次の実技試験がとても難しく、そこでつまずく方も多いので注意してください。

受験しやすさの比較

色彩検定の方が受験料は高いが受験者数は多い

色彩検定の2018年度の受験料と受験者数は
・3級:7,000円/26,056人
・2級:10,000円/11,631人
・1級:15,000円/1,656人
となっています。

カラーコーディネーター検定の2018年度の受験料と受験者数は
・3級:5,340円/7,194人
・2級:7,480円/3,648人
・1級:9,620円/535人
となっています。

近年の受験者数は色彩検定の方が約3倍多くなっています。

色彩検定の方が受験しやすい

色彩検定の方が一般の方の認知度が高く、情報も多いことから受験しやすい資格といえるでしょう。

色彩検定の試験会場は全国約400ヶ所(各県で実施)あり、アクセスがいいのも人気の秘密です。

また、色彩検定は公式以外のテキストや問題集が充実していて独学でも勉強しやすいのが特徴です。

※カラーコーディネーター検定は試験会場が公表されていません。申し込みの際に希望地域を記入できますが、会場は商工会議所になるとは限らないようです。

仕事や就職に役立つのは?

色彩検定もカラーコーディネーター検定も、合格するだけで仕事に結びつく種類の資格ではなく、どちらを取得しても大きな差は感じられません。

どちらを受験するにしても、仕事に役立てるのが目標なら、必ず1級をめざしましょう!

1級を持っていれば少なくとも色の基礎知識はきちんとあり、自ら学び試験に合格できるだけの力はあると認めてもらえます。

色の仕事をしている人の中には色彩検定1級とカラーコーディネーター検定1級のWライセンスをもっている人も少なくありません。

色の資格は直接は仕事の役に立たないかもしれませんが、資格の勉強を得て身につけた知識は必ず仕事の役に立ちます。

世界は色であふれており、あらゆる分野で色の知識を活かすことができます。

色を通して自分らしい仕事のスタイルをみつけましょう!

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