カラーコーディネーター検定の特徴&おすすめのテキスト
カラーコーディネーター検定は色の資格の中で色彩検定と並んで有名な資格です。
民間資格のひとつですが、東京商工会議所主催ということで公的な意味合いが強く、知名度・信頼度が高いのも色彩検定と似ています。
このように色彩検定と比較されることの多い資格ですが、色彩検定よりも専門性が高く実務的な資格というイメージです。
それでは、カラーコーディネーター検定の特徴とおすすめのテキストを紹介していきましょう!
目次
カラーコーディネーター検定とは
カラーコーディネーター検定とは、東京商工会議所が主催する色の検定試験です。
商工会議所主催ということで、色彩検定よりも実践的な内容になっており、工業デザインやプロダクト方面に強い資格と言われます。
日本の色の資格の中では、色彩検定と並んで知名度・信頼度ともに高い資格ですが、専門性が高く、一般への普及率は色彩検定に劣ります。
カラーコーディネーター検定はCCICという独自のカラーシステムを使います。一般的なPCCSとは違うので注意しましょう!
カラーコーディネーター検定の区分と日程
カラーコーディネーター検定は簡単な方から「3級・2級・1級」の3つのレベルに分かれています。
3級と2級の試験内容は色彩検定と重なる部分も多いですが、1級に大きな違いがあります。
カラーコーディネーター検定の1級は「ファッション色彩・商品色彩・環境色彩」の3分野に分かれており、好きな分野を受験することができます。
1級合格後は受験した分野によって
・1級カラーコーディネーター「ファッション色彩」
・1級カラーコーディネーター「商品色彩」
・1級カラーコーディネーター「環境色彩」
とそれぞれ異なる称号を受け取ることができるので、専門性の高さをアピールすることができます。
試験日程は例年、夏期(6月)と冬期(12月)の年二回(1級は冬期のみの年一回)です。
3級
色の性質、色と心理、色を表し伝える方法、配色と色彩調和、光から生まれる色、色が見える仕組み、色の測定、混色と色再現、色と文化
【受験料】税込5,340円
2級
カラーコーディネーションの意義、色彩の歴史的展望と現状、生活者の視点からの色彩、生産者の視点からの色彩、カラーコーディネーターの視点
【受験料】税込7,480円
1級 第1分野「ファッション色彩」
ファッションカラ-の定義と重要性、身体色の特徴、ファッションと色彩文化、ファッション&メ-キャップの色彩と配色、ファッションカラ-の品質管理、ファッションカラ-の調査と手法、流行色の意義と変遷、ファッションビジネスのカラ-コ-ディネ-タ-の役割、ファッションビジネスにおける色彩計画の実際、化粧品メ-カ-のマ-チャンダイジングと色彩計画、服と化粧のカラ-コ-ディネ-ト、ファッションカラ-の色彩調和
【受験料】税込9,620円
1級 第2分野「商品色彩」
経営と色彩、経営に色彩を活かすための諸デ-タの整備、商品の色彩計画のための理論と実践、色彩の材料および技術の開発動向、商品・インテリアの色彩計画
【受験料】税込9,620円
1級 第3分野「環境色彩」
環境色彩とカラ-コ-ディネ-ション、カラ-コ-ディネ-ションの方法とそのプロセス、建築計画、環境計画、カラ-コ-ディネ-ションのための材料知識、環境色彩の基礎知識
【受験料】税込9,620円
カラーコーディネーター検定の難易度
カラーコーディネーター検定の合格率は
・3級:約60%
・2級:約40%
・1級:約25%
となっており、色彩検定よりも少しだけ難易度が高めです。
カラーコーディネーター検定の受験と勉強の仕方(併願・飛び級・独学)
カラーコーディネーター検定の各級は併願することができますし、いきなり1級を受けることもできます。
ただ、1級の各分野だけは同時に受験することができないので、3分野全てに合格するには最低三年必要です。
1級まで独学で合格する人も少なくないですが、カラーコーディネーター検定は色彩検定と比べると得られる情報が少なく、テキストの種類も多くありません。
公式テキストを見てみて独学が難しそうなら、スクールを活用した方が近道になります。
カラーコーディネーター検定のおすすめテキスト
カラーコーディネーター検定は、テキストや問題集の種類が少なく、各級公式のテキストと問題集は必須です。
公式テキストは充実していますが、文字情報が多く、初めて色に触れる方には難しく感じるかもしれません。
おすすめは公式テキストですが、難しそうなら他のテキストをあたってみてください。
カラーコーディネーター検定3級 おすすめテキスト&問題集
カラーコーディネーター検定2級 おすすめテキスト&問題集
カラーコーディネーター検定1級 おすすめテキスト&問題集
1級の過去問はおすすめです!
カラーコーディネーター検定試験1級過去問題集〈2015・2014・2013〉
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