イースターの色の意味~卵とうさぎの復活祭!
イースターというと、カラフルな卵イースターエッグが有名ですが、卵の絵や色にも意味があります。
イースターの由来と、イースターエッグの色の意味を紹介します。
イースターとは?
イースター(Easter)とは、キリスト教における「復活祭」です。キリストの復活をお祝いするお祭りで、キリスト教ではクリスマスと並ぶ大切な日となっています。
キリスト教は布教の過程で、各地の文化や伝承を取り入れていきました。
復活祭も、各地の春の訪れをお祝いするお祭りと混ざり合い、現在のイースターとなりました。
イースターという名前は、ゲルマン神話の春の女神「エオストレ(Eostre)」が元になっています。
ちなみに、モアイで有名なイースター島の名前も、復活祭「イースター」の夜に発見されたことが由来となっています。
イースターの日程
イースターの日程は「春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日」となっており、毎年日にちが変わります。
2017年は4月16日ですが、2018年は4月1日・2019年は4月21日・2020年は4月12日となっており、例年3月下旬~4月下旬の間に開催されます。
日本でも、東京ディズニーランドやUSJでイースターのイベントが開催されており、だんだんと普及してきました。
東京ディスニーランドのイースター
「ディズニー・イースター」
2017年は4月4日~6月14日に開催(動画は昨年のものです)。イースター仕様のにぎやかなパレードが特徴で、パークのあちこちにディズニーキャラクターがモチーフとなったイースターエッグが飾られています。
USJのイースター
「ユニバーサル・イースター・セレブレーション」
2017年は3月3日~6月25日に開催。子ども向けエリアのユニーバサルワンダーランドで開催され、エルモ・スヌーピー・ハローキティなどの人気キャラクターがウサ耳姿で登場します。卵をモチーフにした限定料理や、コロンとした姿がかわいい卵型の限定グッズでイースターを楽しめます。
イースターのシンボル:卵とうさぎ
イースターというと、カラフルな卵とやんちゃなうさぎが有名です。
カラフルな卵「イースターエッグ」
イースターでは、卵料理を食べたり、卵で遊んだりして復活祭を祝います。
卵は「生命の始まり」を象徴しており、春の訪れとキリストの復活の意味が込められています。
イースターの遊びには、卵に絵や色をつける「エッグペイント」、隠された卵を探す「エッグハント」、卵を転がして遊ぶ「エッグロール」、スプーンに乗せた卵を落とさないように速さを競う「エッグレース」などがあります。
やんちゃなうさぎ「イースターバニー」
うさぎはたくさんの子どもを産むことから「豊穣の象徴」とされています。
イースターの遊び「エッグハント」は、イースターの前夜にエッグバニーがイースターエッグを隠すという伝承が元になっています。
イースターのイベントでも、卵をもったうさぎが楽しそうに歌ったり踊ったりしている姿をよく見かけますね!
イースターの色の意味
イースターというと、カラフルで楽しそうな色彩のイメージですが、実はイースターエッグの絵や色にはそれぞれ意味が込められています。
イースターエッグの赤
赤は血を連想させる色です。イースターエッグの赤はキリストの血を表しており、キリストの血によって世界が救われるという意味が込められています。
また赤の卵は、幸福・情熱・太陽なども表しており、イースターでは赤くぬった卵を友人に贈るという風習があります。
イースターエッグの青
イースターエッグの青は「空と健康」を表しています。
青といっても明るい水色のような色を使われることも多いです。
イースターエッグの白
イースターエッグの白は「清浄と誕生」を表しています。
白は白紙に戻す(再スタート)=復活の色ですね。
イースターエッグの絵柄
イースターエッグに描かれる絵柄にも意味が込められています。
「星」キリスト、厄除け、成長、富
「太陽」生命、情熱、成長、富
「木」繁栄
「麦」豊穣
「へび」厄除け、永続性
「魚」キリスト教のシンボル
「カエル」恵み、女性、若さ、美しさ
「波」富、永遠
イースターというと明るくて楽しそうなイメージです。春の恵みに感謝しながら、イースターの色彩を楽しみましょう♪
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