パープル(Purple)の色見本

パープル(Purple)の色見本・カラーコード

~ 世界の伝統色「紫系の色」~

パープルの色情報
色名・由来・カラーコード

色の名前パープル
読み / 綴りpurple
由来 / 概要貝紫(貝から採れる分泌液の染料)に由来
系統色名vv-P (鮮やかな紫)
マンセル値7.5P 5/12
webcolor#9b68a9
RGB R(赤):155 
G(緑):104 
B(青):169
CMYK C(シアン):45 
M(マゼンタ):65 
Y(イエロー):0 
K(ブラック):0

パープル(purple)

パープルは日本の紫(むらさき)にあたる基本色彩語のひとつです。

古代から使われている色で、ある種の貝から採れる分泌液が染料として使われていました。

この貝から採れる紫色を貝紫(かいむらさき)といいます。

貝紫は赤みがあるため、英語では赤みの紫をパープルといい、青みの紫をバイオレット(Violet)といいます。

貝紫はひとつの貝から少量しか採取できず、染料として使うには膨大な量の貝が必要でした。

おのずと、紫の染料は高価なものとなり、長いあいだ特権階級だけが使える色でした。

紫=高貴な色というイメージがあるのはそのためです。

骨貝。Vnenus Comb(ビーナスの櫛)
貝紫が採れる骨貝は「Vnenus Comb(ビーナスの櫛)」ともよばれます。

世界の紫色の呼び方

紫にはパープル系(赤みの紫)とバイオレット系(青みの紫)があります。基本色名の紫を訳すとき、英語では「パープル」、フランス語・イタリア語では「バイオレット系」が使われます。

紫(むらさき): 鮮やかな紫
パープル(Purple): 鮮やかな紫
ヴィオレ(Violet): 鮮やかな紫
ヴィオーラ(Viola): 鮮やかな青紫

主な参考文献

前作「色の名前事典507」に新たに12色が加わり519色になりました。RGBやCMYKなどの値も少し変わっています。