日本の伝統色一覧
日本の伝統色・日本の色の種類を紹介します。
- 青 (あお)鮮やかな青/光の三原色のひとつ
 - 空色 (そらいろ)明るい青/晴れた空のような明るい青
 - 水色 (みずいろ)薄い緑みの青/澄んだ水のような薄い青
 - 瑠璃色 (るりいろ)濃い紫みの青/宝石の瑠璃(ラピスラズリ)の色
 - 瑠璃紺 (るりこん)濃い紫みの青/宝石の瑠璃を由来とする色名
 - 群青色 (ぐんじょういろ)濃い紫みの青/日本画の岩絵具の名前
 - 白群 (びゃくぐん)やわらかい青みの緑/岩絵具の「群青」を淡くした色
 - 紺青 (こんじょう)暗い紫みの青/18世紀ベルリンで発見された青色顔料
 - 藍色 (あいいろ)暗い青/蓼藍(タデアイ)で染めた暗い青
 - 濃藍 (こいあい)ごく暗い青/濃い藍色
 - 瓶覗き (かめのぞき)やわらかい灰みの青/藍瓶に少しつけただけの淡い藍色
 - 勝色 (かちいろ)ごく暗い紫みの青/武士が「勝つ色」として縁起を担いだ
 - 縹色 (はなだいろ)強い青/はなだ=青の古名
 - 紺色 (こんいろ)暗い紫みの青/藍染の中で暗く濃い色
 - 濃紺 (のうこん)暗い紫みの青/濃い紺色
 - 鉄紺 (てつこん)ごく暗い紫みの青/鉄色がかった紺色
 - 紺藍 (こんあい)濃い青紫/紺も藍も藍染の色名
 - 納戸色 (なんどいろ)強い緑みの青/納戸の暗がりのような色
 - 鉄納戸 (てつなんど)暗い灰みの青/鉄色がかった納戸色
 - 納戸茶 (なんどちゃ)暗い灰みの青緑/茶色みをおびた納戸色
 - 錆納戸 (さびなんど)くすんだ緑みの青/少しくすんだ納戸色
 - 藤納戸 (ふじなんど)強い青紫/藤色がかった納戸色
 - 鉄色 (てついろ)ごく暗い青緑/藍染の一種で鉄を使用する染め色
 - 浅葱色 (あさぎいろ)鮮やかな緑みの青/薄い葱(ねぎ)の葉のような色
 - 水浅葱 (みずあさぎ)やわらかい青緑/水色がかった浅葱色
 - 錆浅葱 (さびあさぎ)灰みの青緑/少しくすんだ浅葱色
 - 萌葱色 (もえぎいろ)暗い緑/萌え出た葱の芽の色
 - 新橋色 (しんばしいろ)明るい緑味の青/新橋の若者衆に好まれた着物の色
 - 露草色 (つゆくさいろ)鮮やかな青/露草(ツユクサ)の花の色
 - 勿忘草色 (わすれなぐさいろ)明るい青/勿忘草(わすれなぐさ)の花の色
 - 桜色 (さくらいろ)ごく薄い紫みの赤/桜の花の色
 - 灰桜 (はいざくら)明るい灰みの赤/灰色がかった桜色
 - 退紅色 (たいこうしょく)やわらかい赤/色褪せたような紅染の色
 - 一斤染 (いっこんぞめ)やわらかい赤/紅花の花一斤で絹一疋を染めた薄い色
 - 紅梅色 (こうばいいろ)やわらかい赤/梅の花の色
 - 薄紅 (うすくれない)やわらかい赤/薄い紅花染の色
 - 撫子色 (なでしこいろ)やわらかい赤紫/撫子(ナデシコ)の花の色
 - 鴇色 (ときいろ)明るい紫みの赤/鴇(とき)の風切羽根の色
 - 珊瑚色 (さんごいろ)明るい赤/珊瑚(さんご)の色
 - 東雲色 (しののめいろ)明るい黄赤/東雲とは明け方に東の空にたなびく雲
 - 桃色 (ももいろ)やわらかい赤/桃の花の色
 - 赤 (あか)鮮やかな赤/光の三原色のひとつ。明るい様を表す「明し(あかし)」が語源
 - 金赤 (きんあか)鮮やかな黄赤/少し光沢感をもった赤
 - 紅赤 (べにあか)鮮やかな赤/少し青みの赤色
 - 紅色 (べにいろ)鮮やかな赤/紅花から抽出される色素の色
 - 今様色 (いまよういろ)強い紫みの赤/平安時代に流行した色のこと
 - 韓紅色 (からくれないいろ)鮮やかな赤/大陸由来の美しさ・鮮やかさを強調した色名
 - 朱色 (しゅいろ)鮮やかな黄みの赤/古来の製法で作られた朱肉の色
 - 潤朱 (うるみしゅ)くすんだ黄みの赤/くすんで濁ったような朱色
 - 洗朱 (あらいしゅ)くすんだ黄赤/朱色を薄くした色
 - 丹色 (にいろ)強い黄赤/丹 (に) =赤い土や赤い顔料
 - 真赭 (まそお)くすんだ黄みの赤/天然硫化水銀が主成分の赤色顔料
 - 鉛丹色 (えんたんいろ)強い黄みの赤/四酸化三鉛(酸化鉛)の顔料の色
 - 黄丹 (おうに)強い黄赤/紅花と梔子で染めた色
 - 緋色 (ひいろ)強い黄みの赤/茜の根で染めた色
 - 浅緋 (あさひ)くすんだ黄みの赤/浅く染めた緋色
 - 紅緋 (べにひ)鮮やかな黄みの赤/紅色みを帯びた緋色
 - 猩々緋 (しょうじょうひ)鮮やかな黄みの赤/中国の伝説上の生き物「猩々 (しょうじょう)」の血の色
 - 薔薇色 (ばらいろ)鮮やかな赤/薔薇の花のような色
 - 牡丹色 (ぼたんいろ)鮮やかな赤紫/牡丹の花のような色
 - 躑躅色 (つつじいろ)鮮やかな紫みの赤/躑躅(ツツジ)の花の色
 - 真紅 (しんく)濃い赤紫/真の紅色という意味
 - 臙脂 (えんじ)強い赤/古代中国の「燕 (えん)」の国から伝わった赤
 - 茜色 (あかねいろ)濃い赤/茜染のようなくすんだ黄赤色
 - 苺色 (いちごいろ)強い紫みの赤/熟した苺のような色
 - 蘇芳 (すおう)くすんだ赤/蘇芳はインドのマメ科の植物
 - 深緋 (ふかひ)暗い黄みの赤/深く染めた緋色
 - 暗紅色 (あんこうしょく)濃い赤紫/黒みを帯びた紅色
 - 梅鼠 (うめねず)灰みの紫みの赤/紅梅のような赤みの鼠色
 - 緑 (みどり)明るい緑/光の三原色のひとつ。「瑞々しい (みずみずしい)」が語源
 - 浅緑 (あさみどり)やわらかい黄みの緑/少し薄めの緑色
 - 深緑 (ふかみどり)濃い緑/少し濃いめの緑色
 - 若緑 (わかみどり)薄い黄みの緑/少し明るい緑色
 - 薄緑 (うすみどり)薄い緑/若緑よりさらに薄い緑色 (淡緑)
 - 暗緑色 (あんりょくしょく)暗い緑/深緑よりさらに暗い緑色
 - 灰緑 (はいみどり)灰みの緑/灰色がかった緑色
 - 黄緑 (きみどり)鮮やかな黄緑/緑と黄色の中間色
 - 青緑 (あおみどり)鮮やかな青緑/緑と青の中間色
 - 草色 (くさいろ)くすんだ黄緑/草のようなくすんだ黄緑色
 - 若草色 (わかくさいろ)鮮やかな黄緑/芽吹いたばかりの草の色
 - 千草色 (ちぐさいろ)明るい灰みの青みの緑/千の草=多種類の草の色
 - 萌黄 (もえぎ)強い黄緑/木々が萌え出す時期の強い黄緑 (萌木)
 - 若葉色 (わかばいろ)やわらかい黄緑/若葉があふれる頃のやわらかい黄緑
 - 苗色 (なえいろ)やわらかい黄緑/田んぼの稲の苗の色
 - 若苗色 (わかなえいろ)強い黄緑/稲の苗の色に由来
 - 麹塵 (きくじん)灰みの黄緑/麹カビのような灰みの黄緑色
 - 青竹色 (あおたけいろ)やわらかい青緑/成長した竹のような青緑
 - 若竹色 (わかたけいろ)強い緑/若い竹の幹のような色
 - 老竹色 (おいたけいろ)くすんだ黄緑/年月が経った竹のような色
 - 柳色 (やなぎいろ)やわらかい黄緑/柳の葉のような色
 - 裏葉柳 (うらばやなぎ)ごく薄い黄みの緑/柳の葉の裏のような色
 - 木賊色 (とくさいろ)くすんだ青みの緑/木賊の茎のような色
 - 苔色 (こけいろ)くすんだ黄緑/苔のようなくすんだ色
 - 海松色 (みるいろ)暗い灰みの黄緑/海松という海藻の色
 - 常磐色 (ときわいろ)濃い緑/常磐=松や杉のような常緑樹
 - 千歳緑 (ちとせみどり)暗い灰みの緑/千年生きる松葉のような色
 - 松葉色 (まつばいろ)くすんだ黄緑/松の葉のような色
 - 青磁色 (せいじいろ)やわらかい青みの緑/中国の青磁器の色
 - 秘色 (ひそく)ごく薄い緑みの青/中国の青磁器の色
 - 抹茶色 (まっちゃいろ)やわらかい黄緑/抹茶の粉のような色
 - 山葵色 (わさびいろ)やわらかい黄緑/すりおろした山葵の色
 - 緑青色 (ろくしょういろ)くすんだ緑/銅の錆の色
 - 白緑 (びゃくろく)ごく薄い緑/岩絵の具の岩緑青が由来
 - 青丹 (あおに)くすんだ黄緑/青黒い土由来の顔料の色
 - 鶯色 (うぐいすいろ)くすんだ黄緑/鶯(ウグイス)の羽の色
 - 鶯茶 (うぐいすちゃ)暗い灰みの黄色/鶯の羽のような色
 - 鶸色 (ひわいろ)やわらかい黄緑/鶸(ヒワ)の羽の色
 - 鶸茶 (ひわちゃ)灰みの緑みの黃/鶸の羽のような色
 - 黄色 (きいろ)鮮やかな黄/色の三原色のひとつ。由来は「木・生・金」など諸説あり
 - 中黄 (ちゅうき)明るい緑みの黃/カラー印刷用のイエローインクの色名
 - 黄赤 (きあか)あざやかな黄赤/黄色と赤の中間の色
 - 刈安色 (かりやすいろ)薄い緑みの黃/刈安を用いた染料に由来
 - 黄蘗色 (きはだいろ)明るい黄緑/黄蘗の樹皮を用いた染料に由来
 - 梔子色 (くちなしいろ)強い黄/梔子の実を用いた染料に由来
 - 鬱金色 (うこんいろ)強い黃/鬱金の根の色
 - 肌色 (はだいろ)薄い黄赤/日本人の肌の色のイメージ
 - 雄黄 (ゆうおう)明るい赤みの黄/硫化ヒ素が原料の顔料の色
 - 雌黄 (しおう)明るい黃/元は雄黄の中で砒素が少ないもの
 - 蜜柑色 (みかんいろ)鮮やかな黄赤/温州みかんの果皮の色
 - 柑子色 (こうじいろ)明るい黄赤/柑子(現在の蜜柑の先祖)の色
 - 橙色 (だいだいいろ)鮮やかな黄赤/蜜柑の仲間の橙の果皮の色
 - 赤橙 (あかだいだい)鮮やかな黄赤/赤と橙の中間の色
 - 柿色 (かきいろ)強い黄赤/熟した柿の実のような色
 - 洗柿 (あらいがき)やわらかい黄赤/柿色を薄めた色
 - 杏色 (あんずいろ)やわらかい黄赤/熟した杏の実の色
 - 人参色 (にんじんいろ)強い黄赤/人参の根のような色
 - 菜の花色 (なのはないろ)明るい緑みの黃/菜の花のような色
 - 山吹色 (やまぶきいろ)鮮やかな赤みの黄/山吹の花の色
 - 萱草色 (かんぞういろ)強い赤みの黄/萱草の花の色
 - 蒲公英色 (たんぽぽいろ)鮮やかな黃/タンポポの花の色
 - 向日葵色 (ひまわりいろ)鮮やかな黃/ヒマワリの花の色
 - 油色 (あぶらいろ)くすんだ黃/菜の花の種を絞った菜種油の色
 - 卵色 (たまごいろ)明るい赤みの黄/卵の黄みのような色
 - 芥子色 (からしいろ)やわらかい黃/練りガラシのような色
 - 紫 (むらさき)鮮やかな紫/紫根から作られる染料の色
 - 濃色 (こきいろ)暗い灰みの紫みの赤/濃い紫色 (昔は色といえば紫のことだった)
 - 薄色 (うすいろ)灰みの紫/薄い紫色 (昔は色といえば紫のことだった)
 - 滅紫 (けしむらさき)暗い灰みの赤みの紫/彩度の低い灰みの紫色
 - 江戸紫 (えどむらさき)暗い灰みの青みの紫/江戸で染めた紫色 (諸説あり)
 - 京紫 (きょうむらさき)強い紫/京都で染めた紫色
 - 古代紫 (こだいむらさき)くすんだ紫/古代を思わせるくすんだ紫色
 - 青紫 (あおむらさき)鮮やかな紫/青と紫の中間の色
 - 赤紫 (あかむらさき)鮮やかな赤紫/赤と紫の中間の色
 - 紫紺 (しこん)暗い紫/紫みの強い紺色
 - 似紫 (にせむらさき)くすんだ青みの紫/紫根を使わずに染めた紫色に由来
 - 二藍 (ふたあい)くすんだ青みの紫/紅花と藍で染めた紫色に由来
 - 藤色 (ふじいろ)明るい紫/藤の花の色
 - 藤紫 (ふじむらさき)明るい紫/少し紫みの藤色
 - 楝色 (おうちいろ)明るい紫/楝=栴檀(センダン)の古名
 - 紫苑色 (しおんいろ)くすんだ紫/紫苑の花の色
 - 菫色 (すみれいろ)鮮やかな紫/菫の花の色
 - 竜胆色 (りんどういろ)鮮やかな紫/竜胆の花の色
 - 桔梗色 (ききょういろ)濃い紫/桔梗の花の色
 - 杜若色 (かきつばたいろ)鮮やかな紫みの青/杜若の花の色
 - 菖蒲色 (しょうぶいろ)鮮やかな青みの紫/ショウブの花の色
 - 菖蒲色 (あやめいろ)明るい赤みの紫/アヤメの花の色
 - 葡萄染 (えびぞめ)暗い灰みの赤紫/エビカズラの実で染めた色
 - 鳩羽色 (はとばいろ)くすんだ青紫/鳩の羽のような色
 - 茄子紺 (なすこん)ごく暗い紫/茄子の実のような色
 - 茶色 (ちゃいろ)暗い灰みの黄赤/茶染の色
 - 焦茶 (こげちゃ)暗い灰みの黄赤/濃い茶色
 - 薄茶 (うすちゃ)明るい灰みの黄赤/薄い茶色
 - 土色 (つちいろ)くすんだ赤みの黃/土のような色
 - 黄土色 (おうどいろ)濃い赤みの黃/黄色っぽい土
 - 赭 (そお)くすんだ黄赤/赤っぽい土の色
 - 代赭色 (たいしゃいろ)くすんだ黄赤/赤土から作られた顔料の色
 - 弁柄色 (べんがらいろ)くすんだ黄赤/インドのベンガル地方の赤土に由来
 - 丁字色 (ちょうじいろ)暗い黄みの赤/丁子の実で染めた色
 - 丁字茶 (ちょうじちゃ)くすんだ黄赤/茶色みの丁字色
 - 香色 (こういろ)やわらかい黃/香木(丁字・伽羅)の色
 - 赤香 (あかこう)やわらかい黄赤/赤みの香色
 - 焦香 (こがれこう)くすんだ黄赤/濃い香色
 - 薄香 (うすこう)明るい灰みの赤みの黃/薄い香色
 - 伽羅色 (きゃらいろ)やわらかい黄赤/香木の一種「伽羅」の色
 - 黒茶 (くろちゃ)黄みの赤みの黒/黒みの茶色
 - 白茶 (しらちゃ)明るい灰みの赤みの黄/白みの茶色
 - 金茶 (きんちゃ)濃い赤みの黃/金色がかった茶色
 - 赤茶 (あかちゃ)強い黄赤/赤みの茶色
 - 黄茶 (きちゃ)強い黄赤/黄色みの色
 - 灰茶 (はいちゃ)暗い灰みの黄赤/灰色がかった茶色
 - 団十郎茶 (だんじゅうろうちゃ)くすんだ黄赤/歌舞伎役者の市川団十郎に由来
 - 路考茶 (ろこうちゃ)暗い赤みの黃/歌舞伎役者の瀬川菊之丞(俳号:路考)に由来
 - 芝翫茶 (しかんちゃ)やわらかい赤みの黃/歌舞伎役者の中村歌右衛門(俳号:芝翫)に由来
 - 離寛茶 (りかんちゃ)暗い灰みの緑みの黃/歌舞伎役者の嵐吉三郎(俳号:離寛)に由来
 - 梅幸茶 (ばいこうちゃ)暗い黄みの赤/歌舞伎役者の尾上菊五郎(俳号:梅幸)に由来
 - 利休茶 (りきゅうちゃ)灰みの黃/茶人の千利休に由来
 - 仙斎茶 (せんざいちゃ)黄みの緑みの暗い灰/江戸時代に流行した染め色。千歳茶とも
 - 江戸茶 (えどちゃ)くすんだ黄赤/江戸で流行した茶色
 - 唐茶 (からちゃ)暗い黄赤/唐国伝来=新しいという意味
 - 媚茶 (こびちゃ)暗い灰みの黃/昆布茶(こんぶちゃ)が変化
 - 生壁色 (なまかべいろ)灰みの赤みの黃/家の土壁の色
 - 根岸色 (ねぎしいろ)暗い灰みの黄緑/江戸で最良の壁土とされた根岸土の色
 - 柿渋色 (かきしぶいろ)暗い黄赤/柿渋のような色
 - 渋紙色 (しぶがみいろ)暗い黄赤/渋紙(柿渋をぬった紙)の色
 - 黄櫨色 (はじいろ)くすんだ黄赤/櫨の木の芯材で染めた色
 - 黄櫨染 (こうろぜん)暗い赤みの黃/天皇が晴の儀式に着用する袍の色。絶対禁色
 - 桑染 (くわぞめ)くすんだ黃/桑の樹皮や根を使う桑染の色
 - 桑茶 (くわちゃ)くすんだ黄赤/茶色みの桑染
 - 樺色 (かばいろ)強い黄赤/樺桜の樹皮の色
 - 紅樺色 (べにかばいろ)暗い黄みの赤/紅色みを帯びた樺色
 - 樺茶 (かばちゃ)暗い黄赤/茶色みを帯びた樺色
 - 枯色 (かれいろ)やわらかい赤みの黃/枯れ草の色
 - 朽葉色 (くちばいろ)灰みの赤みの黃/落ち葉や枯れ葉の色
 - 赤朽葉 (あかくちば)くすんだ黄赤/赤みの朽葉色
 - 煤竹色 (すすたけいろ)赤みの黄みの暗い灰色/煤けて黒っぽくなった竹の色
 - 檜皮色 (ひわだいろ)暗い灰みの黄赤/檜皮(ヒノキの樹皮)の色
 - 栗色 (くりいろ)暗い灰みの黄赤/栗の実の表皮の色
 - 栗梅 (くりうめ)暗い黄赤/赤みの栗色
 - 胡桃色 (くるみいろ)くすんだ黄赤/胡桃の実の色
 - 小豆色 (あずきいろ)暗い黄みの赤/小豆のような色
 - 飴色 (あめいろ)やわらかい赤みの黃/水飴のような色
 - 海老色 (えびいろ)暗い紫みの赤/伊勢海老の殻の色
 - 海老茶 (えびちゃ)くすんだ黃みの赤/茶色みの海老色
 - 紅海老茶 (べにえびちゃ)暗い黄みの赤/紅色みの海老茶
 - 小麦色 (こむぎいろ)やわらかい赤みの黃/実った小麦の色
 - 褐色 (かっしょく)暗い黄赤/「褐」とは粗末な衣装という意味
 - 赤銅色 (しゃくどういろ)暗い黄赤/赤銅(銅に少量の金と銀を加えた合金)の色
 - 鳶色 (とびいろ)暗い黄みの赤/鳶の羽の色
 - 亜麻色 (あまいろ)明るい灰みの赤みの黃/亜麻の糸や亜麻で編んだ布の色
 - 琥珀色 (こはくいろ)くすんだ赤みの黃/琥珀(樹脂製の化石)の色
 - 狐色 (きつねいろ)濃い赤みの黃/狐の毛の色
 - 駱駝色 (らくだいろ)くすんだ黄赤/駱駝の毛の色
 - 砥粉色 (とのこいろ)やわらかい赤みの黃/砥粉(砥石を切り出す時にできる粉末)の色
 - 錆色 (さびいろ)暗い灰みの黄赤/鉄の錆のような色
 - 赤錆色 (あかさびいろ)暗い黄赤/赤みの鉄錆のような色
 - 土器色 (かわらけいろ)くすんだ黄赤/素焼きの土器の色
 - 煉瓦色 (れんがいろ)暗い黄赤/赤レンガのような色
 - 肉桂色 (にっけいいろ)くすんだ黄赤/肉桂(シナモンの樹皮)の色
 - 煙草色 (たばこいろ)暗い赤みの黃/煙草の葉の色
 - 生成色 (きなりいろ)赤みの黄みの白/糸や生地のそのままの色
 - 練色 (ねりいろ)黄みの白/練絹のような白色
 - 鳥の子色 (とりのこいろ)黄みの白/卵の殻のような色
 - 乳白色 (にゅうはくしょく)赤みの黄みの白/ミルクのような白色
 - 象牙色 (ぞうげいろ)黄みの薄い灰色/象の牙の色
 - 胡粉色 (ごふんいろ)黄みの白/貝殻を粉にした胡粉の色
 - 鉛白 (えんぱく)白/古代からある鉛から作られる顔料の色
 - 卯の花色 (うのはないろ)白/卯の花(空木の花)の色
 - 白 (しろ)白/明確な状態を表す「しろし」に由来
 - 黒 (くろ)黒/「暗い」や「暮れる」が語源
 - 砂色 (すないろ)明るい灰みの黃/砂のような色
 - 灰色 (はいいろ)灰色/灰のような色
 - 灰汁色 (あくいろ)灰みの黄/灰汁(植物の灰を水に溶かした上澄み)の色
 - 鉛色 (なまりいろ)青みの灰色/金属の鉛のような色
 - 鈍色 (にびいろ)暗い灰色/平安時代に喪服の色に使われていた色
 - 青鈍 (あおにび)緑みの灰色/青みの鈍色
 - 空五倍子色 (うつぶしいろ)灰みの赤みの黄/空五倍子とは木にできるコブのこと
 - 山鳩色 (やまばといろ)黄みの緑みの灰色/山鳩の羽の色
 - 鼠色 (ねずみいろ)灰色/元は鼠の毛の色。灰色全般を表すようになった
 - 茶鼠 (ちゃねず)黄みの赤みの灰色/茶色みの鼠色
 - 藍鼠 (あいねず)暗い灰みの青/青みの鼠色
 - 銀鼠 (ぎんねず)明るい灰色/銀色を帯びたような鼠色
 - 利休鼠 (りきゅうねず)緑みの灰色/茶人利休のイメージの緑みの鼠色
 - 深川鼠 (ふかがわねず)緑みの明るい灰色/川の水のイメージの緑みの鼠色
 - 墨色 (すみいろ)黒/墨のような色
 - 薄墨色 (うすずみいろ)灰色/薄い墨色
 - 涅色 (くりいろ)ごく薄い赤みの黄/涅(川底に堆積した黒い土)の色
 - 漆黒 (しっこく)黒/漆をぬったような艶を感じる黒色
 - 濡羽色 (ぬればいろ)黒/濡れて艶を帯びたカラスの羽のような色
 - 鉄黒 (てつぐろ)黒/四酸化三鉄を主成分とする顔料の色
 - 消炭色 (けしずみいろ)暗い灰色/燃えている途中で消した炭の色
 - 憲房色 (けんぽういろ)赤みの黄みの暗い灰色/吉岡憲房が発明した染色の色
 - 黒橡 (くろつるばみ)ごく暗い黄赤/橡とは櫟やその実である団栗の古名
 - 白橡 (しろつるばみ)/橡とは櫟やその実である団栗の古名
 - 黄橡 (きつるばみ)/橡とは櫟やその実である団栗の古名
 - 赤白橡 (あかしろつるばみ)/橡を染料に用いたものではない特殊な色名
 - 青白橡 (あおしろつるばみ)/橡を染料に用いたものではない特殊な色名
 - 雪色 (せっしょく)白/雪のように少し青みを感じる白
 
